小説|愛の残響

スポンサーリンク
小説|愛の残響

はじめに

かれこれ3年前、背骨を考えると何十年も前から考えている小説のネタがあります。 文章は下手くそだけども、「個性がある」とは小学校の時に言われています。 漫画家になりたい時もありましたが、実物と同じものを描けない才能しかありませんでした。ただ、...
小説|愛の残響

01話 心を癒す声

コロナ禍の夜の静けさが都市を包み込むなか、優斗は音声配信の世界に足を踏み入れた。音声配信アプリは数たくさんあるが、単に人の声を聞きたいだけだったので人気のなさそうなアプリ「VoiceVeil」(ボイスヴェール)を選んだ。人気がないのはもちろ...
小説|愛の残響

02話 出会い

結菜がコメントで「こんばんは」と入力した。優斗はちょうどギターの弾き語りをしているところだった、結奈のアイコンを見た時に歌が詰まってしまったのだ・・・まさかあの心のアイドルの「結菜さま」が自分の配信にやってくるそんなこと考えたこともなく、今...
小説|愛の残響

03話 共感

結菜と優斗は連絡を取り合いながら、会う約束を進めていた。ある時、結菜が「私、何歳に見える?」と優斗に尋ねた。彼女の声を聞く限りでは20代後半と優斗は推測したが、女性に対しては実年齢より若く見積もるべきだという教訓を過去の経験から得ていた。そ...
小説|愛の残響

04話 君とつながる

コロナ禍という無情な時間が、都会の騒がしさを一瞬で静めた。新型コロナウイルスの脅威はなおも拡大の一途をたどり、賑やかだった街は不要不急の外出自粛の声に押され、人々の足は停まってしまった。街全体が灰色の影に包まれ、通りを歩く人々も無表情で、街...
小説|愛の残響

05話 夢の中から現実へ、恋は深まる

土曜日の朝、優斗は目覚まし時計を止めると、すぐにスマホを手に取った。結菜からのメッセージがないか確認したかったのだ。しかし、画面には何も表示されていなかった。彼女はまだ起きていないのだろうか。それとも、約束を忘れてしまったのだろうか。優斗は...
小説|愛の残響

06話 『二人』の初恋

昨日の言葉には深い背後意図が隠されていた。結菜が昨日「また会おうね」と口にした瞬間、彼女の中には「二度と優斗には会わない」という誓いが燃えていた。結菜は自分が幸せになることで、同時にそれが彼女を不幸にすることを恐れ、それを回避しようとしてい...
小説|愛の残響

07話 再会

結菜は優斗との再会に胸を高鳴らせながら、公園に向かった。彼女は優斗に会うために、特別におしゃれをしていた。彼女は優斗に自分の気持ちを伝えたいと思っていた。彼女は優斗が既婚者であることを知っていたが、それでも彼のことが好きだった。彼女は優斗と...
小説|愛の残響

08話 透き通る記憶

ある晴れ渡った日、結菜と優斗は小さな公園を訪れた。二人はそこで一緒に写真を撮ることになった。ベンチに並んで座り、赤いセルフタイマーが明滅するのを待った。初めての経験に胸躍らせる結菜の顔は、潤んだ瞳が陽光に反射して輝いていた。 そして、その次...
小説|愛の残響

09話 刹那

クリスマスが近い年末と言うこともあり、お互い家族には忘年会と言って出かけた。優斗と結菜は、クリスマスが近づく年末の夜、親密な一日を過ごしていた。二人はお互いにパートナーと子供がいるという事実を抱えながらも、その事実を忘れるかのように笑顔を絶...
スポンサーリンク